悪魔と契約?27歳で死んでゆくアーティスト達 3
「NIRVANA」
どうもアブです
昨日に引き続き「悪魔と契約?27歳で死んでゆくアーティスト達」
の続きですが、今日は「NIRVANA」の「カート・コバーン」
について書こうと思います
男性の方はおそらく知っている方が多いと思いますが
女性の方は知らない方も多いんじゃないかな?って思いますので
ちょっと紹介します
「NIRVANA」は1980年代後半の
グランジシーンでキーパーソン的なバンドで
オルタネイティブロックの「はしり」とも言われています
グランジの音楽性の定義は難しいが
簡単にいうと
パンク・ロックのような簡素で性急なビートと
融合されていることである
らしいですが
該当しないバンドもあるような気がしますね
そんで肝心の
「カート・コバーン」
なんですが
とにかくカッコいいんです!!
音楽は勿論ですが、見た目も
ファッションも考え方も何もかもが・・・
個人的な意見ですが80年代の音楽シーンの
中で1番だと思っています
オイラだけではなくカートに影響を受けている人は
凄く多いんじゃないかな~オイラにいたっては
古着屋でカートと同じ色のカーディガン買って
同じ場所に穴開けてみたり(笑)
関係ない話だけど
椎名林檎の「ギブス」の歌詞にも
カートとコートニー(妻)が出てくる
これだけで林檎先輩大好きっす
もともと好きですけどね
あなたはすぐに いじけてみせたがる
あたしは何時も 其れを喜ぶの
だってカートみたいだから
あたしがコートニーじゃない
いかんいかん今回のテーマからだいぶ外れてきたよな・・・
「悪魔と契約?27歳で死んでゆくアーティスト達」でした
すいません あまりにも好きなものでついつい
最後にカートを書こうと思った理由なんですが
今まで書いた2人とは若干違うところがあります
それはカート自ら命を絶ったという事です
「カートの遺書」
カートはショットガンで自分の頭を打ち抜く前に
遺書を書いているのですが
まずは内容を見てみて下さい
Boddahへ
これは、明らかに弱々しい、幼稚なばかの言う言葉だ。だから理解するにはまあ簡単だろう。
何年もの間、パンクロック101コースからの凡ての警告は、独立心とコミュニティーを受け入れる事に関係したんだ。何て言うか、論理へ初めて入門して以来全くの真実であったと実感したんだ。
自分はもうずっと長いこと、音楽を聴くことにも、曲を作ることにも、何かを書くことにも、喜びを感じなくなってしまった。
ステージ裏に戻って、ライトがすべて消え後、熱狂的な聴衆の絶叫をもってしても、聴衆の愛と崇拝を喜び楽しんでいたフレディマーキュリーが感じたように喜び楽しみを感じることはできなかった。フレディマーキュリーみたいにできるのは本当に立派だし羨ましいと思う。
自分だってみんなに嘘をつくの嫌だ。ただの一人も騙したくない。自分が考える最も重い罪とは、100%楽しいのだと嘘をつき、ふりをして、人を騙すこと。
時々ステージに出て行く前にタイムカードでも押しているかのような気分にかられていたんだ。
感謝しなくちゃいけないだ。だから出来る限りの力を尽くしてがんばってみた。(本当なんだ、信じて欲しい、それでも足りないんだ)。自分や自分達が沢山の人達に影響を与え、そして楽しんで貰えた事は重要だと思っている。きっと全てを失ったときに初めてそのありがたみが分る世界一のナルシストなんだ。
自分はあまりにも繊細すぎるんだ。子供のころに持っていた熱狂を取り戻すには、少し鈍感でなければならないのに、あまりにも神経質で感じやすい。
この最後の三つのツアーでは、みんなやファンにはすごく感謝している。それでもこの不満、罪悪感、感情は解消できなかったんだ。
人間みんなどこか必ず良いところがある。だから本当に人が好きだ。あまりにも愛しているので悲しくなってしまうんだ。
自分は惨めで、ちっぽけな、何の価値もない、魚座の、救いようもない男。どうして楽しむことができないんだ。分からない。
希望と思いやりに溢れたがんばり家の女神を妻に持ち、かつての自分に良く似た娘は愛や歓びに満ち、娘に善くしてくれる無垢な人たちみんな誰彼なくキスをする。そんなことがとりとめがつかないほどの恐怖感を与えるんだ。フランシスが自分のように惨めで、自棄で、やがて自殺するロック歌手になるなんて想像に耐えられない。
ただ、良い時期もあった。すごくありがたいと思えるような、そのことには深く感謝している。だが、7歳の時からあらゆる一般人を憎むようになってしまった。なぜなら他の人間はあまりにも簡単に他人の感情を共感しあっているから。なぜなら自分は人間を愛し人にとても気の毒な気持ちでいるからだと思う。
この焼け付いて吐き気のする胃袋から礼を言うよ。今まで手紙をくれたり気にかけてくれてありがとう。
自分はすごく気まぐれな人間だから、情熱がもう情熱が冷めてしまった。
だから覚えておいてくれ、
徐々に色あせていくなら、いっそ燃え尽きたほうがいい
ピース、ラブ、エンパシー カートコバーン
フランシス、コートニー。俺は、これからは祭壇にいるから。
コートニー、フランシスを頼んだ。
俺がいなくなったら、もっともっと幸せに過ごすことができるフランシスの人生のために。
アイラブユー。愛してる。
あえて解説なんかはしません
初めてこの遺書の和訳を読んだ時
実は泣いてしましました
読み返しても泣きそうになります
勿論、鬱病だったとかヘロイン中毒だったとか
確かにそうかもしれませんが
しかし遺書にもあるように
カートはとても繊細で純粋すぎるがゆえ
もしも悪魔と契約していたとしたら
悪魔に魂を奪われる前に自ら死を選んだのではないか?
とさえオイラには思えるんだよね
アーティストにとっての悪魔とは名声?お金?
マスメディア?オーディエンス?プロダクション?
プライバシー?憂鬱?孤独感?なんなだろうね
最後にカートは死について生前こんなことを言っています
死ぬのは怖くない。死後には完全な安息がある。別の人間に生まれ変わることは、俺にとって最も輝かしい希望だ
そしてもうひとつ
俺はスターミュージシャンになる。そして自殺して、栄光の炎のなかで消滅するんだ。ジミ・ヘンドリックスのように
熱が入りすぎて長文になってしまいました
最後まで読んでくれた方には感謝致します
ではでは