アブセンス?

様々な音楽から映画、アート、ファッションなど気になった事を書きたいように書くブログ

初めて聴いた洋楽ってなに? え! 俺は「バージンが好き‼︎」

「まえがき」

 

 

こんばんわアブです

 

最近音楽の紹介が多かったので今日はちょっと

昔の事について書こうかと思っております

いつも面白くて人間臭くて俺が大好きなブログを書いている

下のブロガーさんからアブさんストーリーを書いてって言われて、そういえば最近自分の事書いてないな〜って思って、ちょっと長文ですが書いてみました

 

goldenbat.hatenadiary.com

 ほんと面白いんで読んでみて下さい!!

 

 

 

「おまえの音楽のルーツってなんだ?」

 

 

昨日久しぶりに兄貴と会ったんだ

そしてブログを書いてるって見せちゃったんだよね~

身内に自分のブログを見られるって、なんかめちゃ恥ずかしいっすよね

みなさんもブログ書いてる人は分かりますよね~

 ま~変な内容は書いてないつもりなんだけど

それでも恥ずかしい事には変わりないね

 

それで兄貴に「おまえの音楽のルーツってなんだ?」って聞かれたんだ

ちょっと俺も考えちゃったよね

その場は適当にやり過ごしたんだけど

でも洋楽だとか漫画だとか小説だとか、文化的な事はやっぱり

兄貴の影響って大きな~って思うんだよね

 

 

 

 

「劣等感の塊」 

 

影響が大きいっていってもいい影響だけとは限らない

実家は田舎なので、近所の人々はみんな小さな頃から賢かった

兄貴の事を知っていた

勉強が嫌いだった俺は常に頭の良い兄貴の弟っていう目線が痛かった

とにかく比較されているんじゃないか?っていう疑心暗鬼になっていた

そんな兄貴への劣等感の塊のような少年だった俺は、兄貴への憧れも

あったが憎しみも混ざっていた

 

でも兄貴とは9歳離れていて俺が小学生の時に既に、東京に出ていて

兄貴と遊んだ事もほとんど無ければ、喧嘩したした記憶もない

正直、兄貴の事はほとんど分からなかった

 

「どんな少年だったのか?」

「どんなものが好きだったのか?」

「どんな悩みがあったのか?」

「俺の事をどう思っていたのか?」

 

兄貴の事がよく分からない俺の心を、大きく支配していたのは優等生と

呼ばれる兄貴への劣等感だった

 

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「兄貴の副産物」

 

 

兄貴が居ない代わり家にあったのは、兄貴の匂いが染み付いた大量のレコードと

大量の漫画と小説だった

そしてその兄貴の身代わりみたいなレコードと本達は俺にいろんな事を

教えてくれた気がする

 

当時、アニメの挿入歌や学校の音楽の授業で無理やり歌わせられる歌

テレビから流れる歌謡曲ぐらいしか、周りに自分が音楽だと

認識できる物が無かったし、正直興味すら無かった

そんな少年の部屋は兄貴のおさがり部屋、部屋の隅に鎮座する

大量のレコードと本達を見ていると

兄貴が「おまえじゃ理解できね~よ」って言っているよな感覚に

なったのを覚えている

 

 

「いじめっこのレッテル」

 

 

でもある日、俺はトランプしていてふざけてババ抜きのババを

友達にわざと入れた そして友達は泣いて先生にちくった

案の定、俺は職員室に呼ばれこっぴどく怒られた

決していじめようとした訳ではなく、その場を茶化して

盛り上げるつもりだったが、体が大きく目立っていた俺は

次の日から見事にいじめっこのレッテルを貼られる事に

俺は悔しさと、やり切れなさで塞ぎ込んでしまい数日

学校を休んだ

いつも自然児で家で遊ぶことの少なかった俺は、部屋で何も

する事が無くベットで寝ていた

目線の先には、いつもの様に鎮座するレコードと本達がある

いつも「おまえじゃ理解できね~よ」って言われている気がして

触ることさえしなかった、レコードを何故か聴いてみようという気になった

 

 

「はじめての洋楽」

 

 

はじめて聴いた兄貴のレコードなんだと思いますか?

今考えると笑っちゃうんですけどこれです!!

完全にジャケにやられてる感ありますが(笑)

マドンナ様でした少年には刺激強すぎます!!

 

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最初は「なんだこのセクシーな外人さんは」って感じで

しかもタイトルが「Like A Virgin」って

少年の英語読解力では

 

「バージンが好き」と訳してしまった(笑)

 

ドキドキしながらキョロキョロしながら針を落としましたよ

そして今まで聴いたことの無い英語の歌は、モノクロのジャケットとは対照的に

明るく新鮮でなんだか元気づけられたんですよ

でも80年代の曲って明るくてPOPでキャッチ―な曲多いですよね

シンディー・ローパーも聴きましたね~

 

 

これも歌詞の内容なんて全く分からなかったんですけど

とにかく元気が貰えたアルバムでしたね

なんだか小さな事でいじけている自分が馬鹿らしくなり

いじめっこのレッテルなんかどうでも良くなり

マドンナの様に「ヘイッ」とか口ずさんで登校しましたね(笑)

 

こうして図らずも憎んでいたはずの兄貴のレコードに

励まされる結果になった訳です

それと同時に全く分からなかった兄貴がちょっと見えてきたよな気がして

兄貴への劣等感や憎しみが、ちょっとづつ自分の中で溶けて流れていきました

 それからというもの兄貴のレコードを片っ端から聴きあさり

本も読みまくり、だんだんのめり込んでいった少年でした!!

 

「あとがき」 

 

今考えると兄貴そのものから目を逸らし、優等生の兄貴の弟っていう

呪縛に縛られていたんだと思う

その呪縛のおかげで、兄貴を知ろうともせず 自分の中で遠ざけていた

自分の場合は兄貴は近くに居ないし、携帯電話も無い

離れている期間は兄貴を理解する、きっかけが無かったんだ

だからその兄貴が残していったレコードや本達を理解しようとする事

当時の俺にとっては兄貴との距離を縮める唯一のツールだった

 

人の悪い所や、気に食わない所はすぐに分かるし見えるんだけど

人の良い所や考えている事など、コミュニケーションをとってみないと

分からない事の方が多い

特に俺みたいに、離れていれば尚更だと思うんだけど

きっと離れていても近くにいても、その人を知ろうとする

気持ちが一番大事なんじゃないのか?って今更思うよね

 

いまでも当時、元気付けられたマドンナシンディー・ローパー

今でも好きですよ

そしてこの二人の一番好きな曲を貼って終わりにしたいと

思います

 

ではでは

 

 

「Time After Time」も勿論大好きですが「True Colors」

は絶対にはずせないので・・・いつ聴いても涙腺が怪しくなる

www.youtube.com

 

自分の中でマドンナと言えばこの曲ですね

ブログのエンディングって感じも良いしね

 

www.youtube.com

 

 

 

※長々と最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

ブックマークなどでコメントなど頂けたらとっても励みになります。

自分の初めて聴いた洋楽など紹介してくれたら嬉しいです。とっても興味あります。

ありがとうございました。